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黒糖のお勉強中です。

2021.07.29

黒糖。

和菓子ではちょくちょく使う食材です。

この度、ご縁をいただきまして、黒糖のお勉強中です。

ここでちょっと、おさらいと、ひけらかし。

黒糖と一言でいってもいろいろありまして、

大きく分けると、純黒糖と加工黒糖というのがあります。

純黒糖というのは、サトウキビのしぼり汁をただひたすら煮詰めて、水分を飛ばしたモノ。

土壌や気候、品種や加工法などによって、味は様々。

加工黒糖というのは、純黒糖に糖蜜や分蜜糖(サトウキビ汁から灰汁を取り除いたモノ)を加えたモノ。

一般的にクセがなく、味が安定しています。

 

で、今勉強しているのが純黒糖。

黒糖の原料、サトウキビは、主に沖縄地方で育てていますが、

沖縄で育てている全サトウキビ量の、僅か5〜6%だけが純黒糖として加工されています。

では、大半を占める95%は、何に使っているのか?

はい、普通に白砂糖です(^^;)

この貴重な約5%のサトウキビから作られる純黒糖。

実は、沖縄本島では、ほぼ生産しておりませんで、

いわゆる離島で作られています。

8つの島。

あいうえお順に

粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島。

 

この8つの島、それぞれでサトウキビを栽培し、それぞれの島で、純黒糖に加工しています。

 

お恥ずかしいことですが、ワタクシ、この度勉強するまで知りませんでした(^^;)

しかも、島によって、「かちわり」状のモノと、「粉末」状のモノがあって、これまた少し味が異なるんです…

まぁ、とりあえず、試食でしょ‼︎

さすがにこれだけあると、一日での試食は無理。

夜な夜な、落ち着いた頃に、少し食べては、メモメモ。

基本、黒糖なので、全て黒糖の味です…

 

が、食べ比べてみると、8つの島、それぞれに特徴がありまして、全て違うんです。

どうやって違いを書こうかと思いまして、

黒糖の味の大きな要素を5段階で表すことにしました。

甘味

苦味

塩味

香り

4つの要素をと、思いましたが、甘味に至っては、それほど違いは感じられませんで、

苦味、塩味、香り、プラスα、特徴的なところを書き出してみました。

それぞれの詳細については、また機会がありましたら、書くことにしますが、

例えばプラスαのところで言いますと、与那国島と西表島の純黒糖では、後味に少し油分を感じましたし、小浜島産の純黒糖では酸味が強く感じました。

 

純黒糖の食べ比べ、面白いですよ(^^)

ご家庭用にはこんなものもあります。

「八島黒糖」で検索すると、出てきます。

是非ご興味のある方はどうぞm(__)m

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