粽まきまき。
端午の節句が近づいてきました。
端午の節句というと、昔から「かしわもち」、「ちまき」を食べる家庭が多いと思います(ウチのチビは3姉妹なのでピンときませんが)。
そう、5月5日は和菓子屋にとって、ヒマな夏場に向かって最後のヤマバなんです。暑い夏場は食欲が落ちますもんね。
だから、この日は何としても頑張らないと!
いちばん大変なのが、「ちまきまき」。
だって、「手巻き」ですから。
おそらく、ちまきだけは機械を使って巻いているお店は皆無だと思います。
ひと言で「ちまき」と言ってもいろんなちまきがあります。
起源は中国だそうですが、日本の先人たちの知恵によって、
独自の発展を遂げています。
「ういろう粽」や「水仙粽」、「おこわ粽」などなど。(水仙粽は葛を使った粽です。)
ウチは「同じ大変なら、大変ついでにこだわってナンボ!!」という考えなので、ちょっとヨソの店では無い粽を作ってます。
まず、もち米を使ってます(滋賀県産の羽二重米で減農薬栽培の米です)。葛も使ってます。わらび粉も使ってます。あずきが入ってます。
こんな感じで入ってます。(ハッキリ言いますと、中身は少ない目です。)
笹の葉は3枚使います。
ここからが、腱鞘炎との戦いです。
しっかり持っていないと、緩んでしまいます。
特に指先に注意して。
まだまだ!!
5本に束ねて、また縛るんです。(右写真)
で、完成です。
味は道明寺のようだけど、もう少し粘りがあって、わらびもちのように「甘さ」がスーッと引く感じです。あずきの鹿の子がポイントです。
ま、「百聞はひとくちにしかず」です。一度、お召し上がりください。明日から5日まで販売します。(1本からOKです。)
1本 280円
5本束 1350円
端午の節句はこどもの日。
こどもの日は母親に感謝をする日でもあるそうです。ことばで伝えるのは照れくさいので何かいい方法はないかと思案中です。いい方法をご存知の方、教えてください。(て、もうすぐ「母の日」あるし。・・・・、父にも感謝。)
※価格は2010年度のものです。※