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津村屋

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栗栽培ブログ

おかげさまでなんとか植え付け完了。

2019.03.21

昨年末から、行ってきた開墾作業。

おかげさまで、何とか当初より予定していた本数の苗木を無事植え付け完了しましたm(__)m

伐った木の割には植えられた本数は少ないですが、陽当たりの関係上、まぁ、こんなもんでしょ!

致し方なし(^_^;)

それより、植え付けを完了したものの、シカ避けネットの設置があと2箇所、どうしても伐った木が横たわっていて設置できない…

早急に設置しなければ、これだけ雨が降り、気温が高いと、芽が膨らむのも例年より早くなりそう。

芽が膨らむと、シカが黙っているわけもなく…

近頃、作業する日に限って雨が降る。雨が降ると、枝葉をチッパーにかけてもすぐ詰まってしまい、作業が進まない(TT)

伐った木以上に枝葉のスペースが大きいので、枝葉をチッパーで処理できれば、片付けも進むのですが、思うように進まないところに、今度は運搬車の調子まで悪くなる始末。

運搬車は、伐木作業中に一度、桧の大木の下敷きになってしまったことがあり、修理から戻ってきたところ。

よく見ると、ブレーキレバーのストッパーがハズレてるやん、しかも運転スイッチの線も抜けている…

「はは~ん、この線が抜けてるのが原因か~、これくらいなら自分で繋げれば、大丈夫!!」

と、調子良く線を繋いで、エンジン始動!!

…、あれ、エンジンはかかったけど、アイドリングがおかしい(TT)

エンジンの回転数が上がらず、ガタンガタンと異音が…

「こりゃダメだ…」

お手上げで機械屋さんに電話したら、翌日なら見に来られるとのこと。

翌日、機械屋さんから電話で、

「どこか触りました?」

「う~ん、運転スイッチの線が抜けていたので、繋いでおきましたよ~♪」

すると機械屋さん、

「それが原因ですね!!あの線は抜けていていい線なんですよ…」

ありゃりゃ、イランことをしてしまったようです(TT)

僕が繋いだ線は、どうしてもエンジンがかからない時に、電源を取る為の線だったようで、普段は抜けてるものなのだとか…

この線を繋いでしまうと、電気が逆流して、コイルが焼けてしまってるかもしれないとのこと…

あ~、運搬車との相性悪過ぎ(TT)

その後、エンジンをかけてみると、案の定なかなかかからないそうで、かかってしまうと、異音はしないそう。

まぁ、一度かかれば、アイドリングも安定してて、普通に動くそうなので、少し様子を見ることにしますm(__)m

これで、アカンかったら、また修理か…、トホホ。

今回、この開墾するにあたって、ウチのような小さな和菓子屋としては、かなり思いきった投資をしました。

土地の取得費用や、チェーンソーなどの伐木用装備品、ユンボやチッパー運搬車など重機の購入。

7年目で、とうとうここまで大がかりになってしまいました。

ここまで踏み切ったのは、覚悟です。

銀寄栗発祥の地、能勢町。

能勢町は約8割が山で、典型的な中山間地。

また、消滅可能性都市ランキングで、大阪府下ブッチギリの1位。

全国的に見ても、トップ10に入るほど。

でもこんな里山が広がる土地だからこそ、銀寄栗が生まれたのだとも思います。

銀寄栗、本当に美味しい栗ですが、昨今の異常気象や獣害により、激減しています。ピーク時の半分以下です。

和菓子屋として、発祥の地、能勢町の銀寄栗を絶やしてはいけない、後世へ遺すべき!!

その一心だけです。

今までのように、ボランティアのように関わるのではこれから先、続けていける自信がありません…

それだったら、自分のこととして、責任を持って能勢町の銀寄栗と関わっていこう!!

今回、借入までして投資をしたのは、その覚悟からです。

何年先に回収できるのか、回収できる日が来ないかもしれません。

でもひとつ言えるのは、今、自分がこの一歩を踏み出さなければ、

きっと後悔する日が来ると思うのです。

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