ホントに梅雨は明けたのかな?
史上最速の梅雨明けとなりました各地域。
昨年は、「なんちゃって」でしたが、今年はどうもホントっぽい…。
栗栽培をしていて、近年、夏場の干ばつ、渇水が、
栗に大きく影響しているように思います😅
良い影響ならば、喜ばしいのですが、全く逆で、
収量が極端に減ります。
近畿地方の2大栗産地、兵庫県と京都府では、
長年に渡って、春先の急な冷え込みによって発症する、「凍害」の研究が行なわれてきましたが、
個人的には、今、早急に対策しないといけないのは、夏場の干ばつ、渇水対策についての研究だと思われます。
国内の2代栗産地(東の茨城県・西の熊本県)は、どちらも黒ボク土で、土耕も深いので、まだそれほど影響を受けていない印象です。
しかし、近畿地方では、黒ボク土で土耕の深い栗園なんて、1ツマミ程度。
例えば能勢町で言うと、2年連続の超不作。
2023年の7月8月9月の合計降水量357ミリ
2024年の7月8月9月の合計降水量223ミリ
平均(’91〜’20)7月8月9月の合計降水量559ミリ
と、栗の実が肥る夏場の合計降水量が、明らかに平均降水量を下回ります。
2023年は、2024年比べ、134ミリも多いのに、と思われるかもしれませんが、
2023年は、7月13日〜8月15日まで、1ヶ月以上にわたって降水量がゼロ。
8月15日に台風が来て、纏めて200ミリ降ったもので、一時に大量の雨が降っても、全てが土壌に吸収されるわけではなく、土壌に吸収されずに流れた雨水も一定量あると思われます。
更にこの台風が来ていなければ、超深刻な事態に陥っていたことでしょう。
今年、これまでの降水量7月16日時点では、31ミリ。
少雨でも育てられる栽培方法の研究が早急に進められますように🙇

2025春接ぎ栗苗木-01
昨年春先に接いで、とても勢いの良い有望な苗木が育ったのですが、夏場の不意な強風で、接合部から折れてしまって、辛い思いをしましたので、
今年は新たな対策として、強風の影響を受け難いように、少し切り戻してみました😊

2025春接ぎ栗苗木-02
今年の夏場からの新しい試みでした🙇

切り戻し後2025